大塚国際美術館の魅力と本物との違いを探る感激の鑑賞体験(その2)
前回に引き続き今回も、令和6年(2024年)6月下旬に私が訪れた、徳島県鳴門市にある大塚国際美術館のレポート、第2弾となります。
展示室は地下3階から始まって、地下2階へ上がったところ。美術館の鑑賞ルートはなんと全長4kmという長丁場。
既に、圧巻の美術作品と展示方法に何度も感激していましたが、まだまだ道半ばだったのです。
ずっと室内の展示室でしたが、地下2階の奥からは外へ出られます。
そこは美術館の建物の一角でありながら洗練された庭になっていて、スイレンが咲く池が円形に広がっていました。
ちょっと気分転換っという感じ。梅雨時で朝から雨降りでしたが、美術館を回っているうちに雨は上がっていて。
咲いているのは、鮮やかな熱帯性のスイレンですね。
大塚国際美術館でこういった庭を見るとは思いませんでした。実は、このスイレンの庭もこれから登場する美術作品のイメージを湧きたてます。
はい、スイレンといえば、あの画家ですよね。その作品は、この奥にありました。
クロード・モネの「大睡蓮」。セーヌ川の下流にあるジヴェルニーのスイレンの庭が、楕円形のパノラマ画面に描かれています。
これは、パリのオランジェリー美術館のモネの大作「睡蓮」の再現ですね。昔、感動したのを覚えています。
オランジェリーでは、白壁を背景とした室内展示ですが、こちらは屋外展示。
絵の向こうには、神戸淡路鳴門自動車道が走り、その上の山の上には、エスカヒル・鳴門で昇った展望台も見えています。
車のごう音が聞こえ、天気はどんよりで、水たまりのできた床。ちょっとだけ、わびしさがありましたね。
これが天気が良く青空が広がっていたら、印象は違ってたでしょう。もちろん素晴らしい作品なのですが。
やはり、梅雨時ですから室内へ入りましょう。
実は、ここは個人的に大塚国際美術館で一番感動した回廊でした。その名も「フェルメール・ギャラリー」。
17世紀のオランダ、バロック期の画家で、現存する作品は37点といわれ非常に貴重。そのうち10点がここに並びます。
アムステルダムのライクス・ミュージアムにある「牛乳を注ぐ女」も有名ですよね。
2018年に上野に来た時も大きな話題となりました。
何とも自然なタッチの写実的な絵。世界中のファンを魅了します。それが、ここでは撮影もできるのですから。
その中で、最も有名なのは、一番奥に展示されていたこの絵なのでしょう。
タイトルは「真珠の首飾りの少女」、あるいは「青いターバンの少女」とも。
エキゾチックな扮装で、愛くるしい表情が魅力的。オランダ版「見返り美人」といった感じでしょうか。
昔、デン・ハーグのマウリッツハイス美術館まで見に行きました。その時見た「デルフトの眺望」もここに。
フェルメールの作品がこれだけ揃って見られる場所は、世界にここしかないでしょう。感激でした。
そういえば、近くにはターバンや首飾りを貸し出して、この少女のように撮影できるブースがあるのも面白かったです。
さて、ここでようやく地下1階(B1)に上がります。まず入ったところは「ゴヤの部屋」。
2枚の対になった妖艶な女性の絵が迎えてくれます。スペインの宮廷画家、フランシスコ・デ・ゴヤの「裸のマハ(左)」と「着衣のマハ(左)」ですね。
女神ではない女性の裸体を描いた初めての絵と言われ、19世紀初頭、当時非常にスキャンダラスたっだとか。もともと公開する意図は無かったとも。後から描かれた「着衣のマハ」の目的は? ミステリアスな両作品です。
そう、2011年に上野に来た時は「着衣のマハ」だけでした。ちなみに(どうでもいいかもしれませんが)、本物があるプラド美術館では、この2枚は左右逆に展示されています。
この辺りから時代は19世紀半ばへと。
ルーブル美術館の作品がずらっと並ぶ部屋。フランス画家ドラクロアの「民衆を導く自由の女神」がやっぱり印象的です。
近くには、同じくフランスのドミニック・アングルの作品が並ぶ部屋も。
左から「泉」、「グランド・オダリスク」、「ヴァルパンソンの浴女」。この頃には裸婦像も芸術に。
セーヌ川の対岸に位置するルーブルとオルセーの両美術館の作品が並んで展示されているなんて、パリでもありえないです。
それは、ロンドンにも当てはまります。
イギリスのロマン派画家ウィリアム・ターナーの作品。ナショナルギャラリーとテート・ギャラリーの作品が一緒に展示されているのも不思議な感じ。なんかお得な気がして嬉しくなりました。
このターナーの絵の光の描き方が、その後のフランスの「印象派」へと繋がるなんて言いますよね。
はい、ということで、ここからは19世紀後半の印象派の絵画がズラっと並ぶエリアへと導かれます。
まずは、印象派の先駆者といわれるエドゥアール・マネの回廊。
その後、回廊はピエール・オーギュスト・ルノアールの作品群へと続いていきます。
ほとんどが、パリのオルセー美術館のお馴染みの作品ですが、中にはロンドンのナショナル・ギャラリーやコートールド美術研究所の作品もあります。
これだけの密度で展示されているのは、明らかに本物以上。しかも、本物はガラス板越しに見る作品が多いですが、陶板画にはそれが無いのも良いところ。
もちろんクロード・モネの作品も。隣にモネの部屋がありました。
大塚国際美術館で、これらの印象派の作品群を楽しみに見に来られる人も多いことでしょう。
やはり、オルセー美術館の多くの作品がところせましと並びます。
お隣のエドガー・ドガの部屋もそうでした。
実は、私はヨーロッパでの赴任勤務が長く、ヨーロッパの主要な美術館はほとんど行ってます。特に、印象派は何度も観に行きました。更に、ここには来日した時にも見た作品も結構多い。
ということで、私は、印象派のエリアはざっと眺める程度で。正直、ちょっと疲れもありました、、。
近くには、時代的には印象派の少し前のジャン・フランソワ・ミレーの有名な作品も。
「落穂ひろい」、「晩鐘」、「春」といった農民画が短い間隔で展示されていました。
こういった、高密度で鑑賞できるのも大塚国際美術館ならでは。贅沢なことでしょう。
ポスト印象派と呼ばれるポール・セザンヌの一角も。
そして、もちろんフィンセント・ファン・ゴッホも。
ただ、偉そうなことを言って大変申し訳ないのですが。
特にモネやゴッホといった、絵の具の厚塗りが特徴的な画家の作品については、陶板画の平坦さを感じてしまいました。
おそらく顔料を重ね塗りして陶板を複数回焼き付け立体感を出しているのは伺われますが、やはり本物の厚塗りの迫力やインパクトにはやや欠けますね。細かくて済みませんが、正直な印象でした。
とはいえ、大塚国際美術館の陶板画ならではの驚きの部屋もありました。
なんと、ファン・ゴッホの「7つのヒマワリ」の部屋です。これがあまりに感動もの。
まず「7作もあったけ? 」、私としては、花瓶に生けらたヒマワリの絵は5枚の認識でした。
それが説明を読むと納得。1作は少し小さなヒマワリで、アメリカ人の個人蔵(上の写真左)。世に出ることは無いです。また、もう1作は(上の写真右)、日本の実業家の山本小彌太が芦屋の自宅で保有も、昭和20年の空襲で焼失。今は存在しない作品までここで見られるのです。
とはいえ、世界的にゴッホのヒマワリと認知されているのは、やはりこの5作品。
左から、①ミュンヘンのノイエ・ピナコテーク蔵、②ロンドンのナショナル・ギャラリー蔵、③東京のSOMPO美術館蔵、④フィラデルフィア美術館蔵、⑤アムステルダムのファン・ゴッホ美術館蔵。
若い頃、これら全てを見てやろうなんて思ってました。でも、未だに④のフィラデルフィアのは見ておらず、ここ大塚国際美術館でやっと見られました。
それから、ヒマワリの5作品を比較することで、オリジナルは背景が水色の①ミュンヘン版と、背景が黄色の②ロンドン版のこの2作ということをあらためて確認。
③東京版と⑤アムステルダム版が、②ロンドン版の模写。④フィラデルフィア版は、①ミュンヘン版の模写。ということが、並んで鑑賞してよく分かります。
ちょっと厚塗りは足りないなと思いつつ、こうやって5作品を一堂に見られたことは、私にとって昔の夢が叶ったような感覚で嬉しかった。
更に、同じ部屋には、名作「夜のカフェテラス」もありました。
ゴッホのファンにとっては、この部屋を見るためだけでも、大塚国際美術館に行く価値があるかも。
本物は、オランダの内陸部にあるクレラー・ミュラー美術館の所蔵。この絵が一番好きという人も多いですよね。
まだ、令和5年(2023年)に大塚国際美術館のコレクションに加わったばかり。
はい、ここでは今後も世界の名作が増えていくのでしょうね。
ここで、地下1階の展示室で、特徴的な他の名作の紹介も簡単に。
イギリス画家、ジョン・エヴァレット・ミレイの「オフィーリア」。19世紀半ばの作品。
戯曲「ハムレット」のシーンを描いたことで知られ、ロンドンのテート・ギャラリーの代表作。
繊細で美しい描写でありながら大胆な作品。日本にも何度も来ていますが、また出会えたという感じで微笑ましい。
それから、こちらオーストリアの至宝、グスタフ・クリムトの「接吻(せっぷん)」(写真右)です。
ウィーンのベルヴェデーレ宮殿内という豪華な場所の絵画館に展示されている20世紀初頭の作品。
門外不出の作品なんて言われるのが、ここで見られるのが感慨深いです。
ただ、美しい金箔の輝きの陶板画での再現は少し劣るのかと感じました。
そして、ここはノルウェーのオスロ国立美術館の部屋。
正面中央を飾るのは、有名なエドヴァルト・ムンクの「叫び」。19世紀末。
偉そうなことを言いましたが、この美術館は訪れたことが無く、ここで見られて思わずニンマリ。
と、盛りだくさんの人気作が展示される地下1階を終え、いよいよ地上へと。
そこは大きな庭園があり、建物沿いにはレストランのテラスになっていて。実に開放的な雰囲気でした。ここからも鳴門山の展望台が見えます。
少し外の空気を吸っただけで、また地上1階のフロアに突入です。
そこで圧倒的な存在感を放っていたのは、この作品でした。
パブロ・ピカソの「ゲルニカ」。
1937年、スペイン内戦時に行わたドイツ軍によるゲルニカ爆撃を非難して描かれ、反戦のメッセージが込められた作品として非常に有名ですね。
かつて、マドリッドのソフィア王妃芸術センターに見に行きました。凄い迫力でした。
ただ、この辺から見ると気になりませんが、やはり大作で、陶板の継ぎ目はやや気になりました。すいません、細かくて。
実は私が感激したのは、ゲルニカよりも地上2階にあったピカソの回廊。
ピカソの作品14点が、一直線に並ぶ様はまさに圧巻。
それも、ピカソの青の時代、バラ色の時代、アフリカ彫刻の時代、キュビズムの時代、新古典主義の時代、シュルレアリスムの時代と、時代区分に沿って、ピカソの作風の転換が分かるようになっていて、本当に素晴らしかったです。
このような展示方法は、やはり世界でここだけのような気がしました。
1階や2階には、他にもモディリアーニ、シャガール、ミロ、レジェ、ダリなどなど、20世紀の巨匠たちの作品がいっぱい。
その中で、テーマ展示として新旧様々な見応えのある作品がここにもありました。
1階には、ポール・ゴーギャンの傑作、長~いタイトルの「我々は何処から来たのか?我々は何者であるか? 我々は何処へ行かんとしているのか?」が、何気なく展示されていて驚き。
2階のこんなレンブラントの自画像の部屋なんて、ぶったまげました。
自画像が多い画家として知られていますが、なんと約15作がここに集合。こういう展示も世界でここだけでしょう。
ということで、そろそろ私の5時間半に渡る鑑賞レポートを終えたいと思います。これでも結構急いで見ましたよ。
西洋の名画が約1000点といいますから、とても紹介しきれません。全部じっくり見るのには丸一日でも足りないでしょう。いや~、本当に疲れました。
大塚国際美術館の「魅力と本物との違い」を探るなんて題しましたが、数々の上から目線のコメント、大変恐縮です。
最後に、私が大塚国際美術館でほんの束の間の休憩時間についてご紹介を。
それは地下2階のカフェ・ド・ジヴェルニーのランチでした。その他は休みませんでしたよ。
食べたのは「ヴィーナス・カレー」。
ホタテが入ってました。ボッティチェリの「ヴィーナス誕生」をモチーフにしてますね。つい名前に釣られてしまいましたが、美味しく頂きました。
カレーを食べて「これはボンカレー?(多分違います)」なんて想像しながら、美術館のパンフレッドを読みました。
大塚国際美術館は、平成10年(1998年)に大塚(製薬)グループの創立75周年として設立。
グループ会社の一つが、鳴門海峡の砂を使ってタイルを製造し始め、大型の美術陶板の開発に成功したこと。
初代館長であり、大塚グループ元相談役の大塚正士氏が、創業の地、徳島県に感謝を込めて美術館を建設したこと。
画家の子孫や美術館長など、原画の著作権者や所有者に許諾を得た上で検品までしてもらっていること。
1000年・2000年先へと名画を保存することで後世に貢献したかったこと。
そんな事情や思いが語られていました。そのメッセージも感動的ですね。
大塚グループといえば、本業の製薬業だけでなく、過去にボンカレー・オロナミンC・ポカリスエット・カロリーメイト・ソイジョイといった、画期的かつロングセラーの消費者向け商品も次々と開発してきた歴史があります。
大塚国際美術館も、そんなグループの歴史の一部を形成する存在なのでしょう、と大きく納得しながら美術館を後にしました。
Otsuka Museum of Art(Part 2), Naruto, Tokushima, Japan
この記事へのコメント
こうして世界の名画を一堂に会して観られるのはやはり嬉しいですね。
私も一部の画は見たことが有りますが、世界中を旅して全ての画を観て回るのは殆ど困難でしょうしね。
しかも、陶板画って一種の写真印刷して焼き付けた画なのでしょうか、先の大戦で焼失した画まで展示されているのって凄いですね。消失する前に鮮明な写真を撮って残してあったとかでしょうか? それとも、複製画があって、その陶板画とかでしょうか??
いや~びっくりしました(@_@)!
こんなに充実した作品群が鑑賞できるとは・・・☆
ミクミティさんが書いていらっしゃるように、ゴッホの
絵の具を厚く盛って描いた筆の勢いは原画とは違った感覚でしょうけど
レンブラント好きな私としては、絶対に出掛けようと
こちらの紹介で想いました。
っ丁寧な解説と正直な感想が素敵です~☆
大塚国際美術館のレポート、第2弾ですね~期待が膨らみます。
この睡蓮は本物?なんですよね~そしてモネさんに繋がっていくのですね。
フェルメールギャラリーですか。
壁側からの光を感じます。
その後も、どこかしらで見た絵が迫ってきます。
ゴッホの認知された🌻5作品もここでは一堂に見られるんですね。
私が福岡・太宰府(九博)で見たのはどれだったかしら~
「孤高の天才はここから生まれた・ゴッホ展」
青と言えば「アイリス」と珍しいのも見たのでした。
休憩の後にはピカソですか?
いっぺんにこんなに観ちゃうと
わたしだったら頭の中が大混乱します(^o^)丿
カレーがボッティチェリの「ヴィーナス誕生」で
ホタテ?ですか、それは「あり」かもですね。
あの絵、大好きなんですよ!
大塚国際美術館、ボンカレー?お座部百枚!👏👏
レポート、いろいろ楽しませて貰いました。
素晴らしいです。ありがとうございます。
スケールが違いますね
4kmと聞いた途端、自分には耐えられないかもって事です
ルーブルに行ったのはだいぶ前ですが、プラド美術館はそんなに大昔ではないのにゴヤの裸のマハと着衣のマハの記憶が曖昧なんです
調べたら11年前でしたで、やはり忘れちゃったのかもしれません
やはり自分には絵画は向かないのかもと反省しています
実はミクミティさんの福井旅の歴史の部分に惹かれ、ほぼ真似をしたような旅をしてきました
ただ、遺跡博物館が休館日だったりしたので、若干ちぐはぐな行程になってしまいましたけどね
ミクミティさんの大塚美術館のブログを拝見していると、なるほど、このような鑑賞方法も良いもんだなって思います
チャンスがったらこちらも行ってみたくなりました
でもやっぱり自分は食中心の旅になりそうです(笑)
洗練された庭になっているのですね。
スイレンが咲く池が円形に広がっているというのも想像外でした。
この鮮やかなスイレンは本当に咲いているんですよね。
熱帯性のスイレンですか。
初めての出会いでした。
そしてモネに繋がって・・・
このような鑑賞方法もあるんだなと感心しきりです。
ありがとうございました。
楽しませていただきました。
この美術館のコースは4kmもあるのですか。
それはすごい。
確かに一作品ずつ見ていたら、日が暮れても終わりませんね。
素敵な作品をたくさん紹介してくださり、ありがとうございました。
一時期モネの絵を見て回ったことがあります。
建物の一角にスイレンの池があるなんて憎い演出ですね。
パリのルーブル、オルセー、オランジュリーには行きましたので、
今回出てくる絵画は懐かしいものばかりです。
モネの壁一面の「睡蓮」には感動しました。
陶板画とはいえ、屋外展示は保存・修理も大変だろうと思ってしまいます。
青空があるとより素晴らしいものになったでしょう。
フェルメールの作品が10点も並ぶのは凄いですね。
ターナーの作品も好きです。
光の捉え方は写真にも通じるものがありますね。
ゴッホの7つのヒマワリは勉強になりました。
夜のカフェテラスは昨年加わったばかりですか。
これだけの作品を見るのに1日では足りませんね。
5時間半の鑑賞、そしてレポートお疲れさまでした。
大塚国際美術館の歴史を知り、是非みなくては思いました。
モネのパノラマ画面のスイレンが見られるという
趣向ですか。凝ってますね。しかも、
野外展示というのは、陶板画だからこそできる
事でしょう。一方で、陶板画だとゴッホの荒いタッチは
再現できませんか。確かに、モネやゴッホを
観る時の楽しみの一つは、ラフな色の置き方から
作家の息遣いみたいなものを感じる点に
ありますから、それは当然期待できないですね。
でも、これだけの名画(陶板画)を一堂に眺めると、
個別に鑑賞するのとは違った感慨が湧いて来るんじゃ
無いですか。絵画の歴史を目の前にしたような
何か不思議な感覚かも知れませんね。
鑑賞ルートは全長4km、普通に歩いても1時間かかる距離、絵を観賞しながらだと長いですね。
スイレンの咲く池、素敵ですね。モネのスイレンが近くに展示されているのだろうと想像できます。こちらは屋外展示なんですね。
「フェルメール・ギャラリー」「ゴヤの部屋」「ルーブル美術館の作品」などなど、次々に有名な作品が並んで、見て周るのも体力がいりますね。
ミレーは大好きです。モネやゴッホなど絵の具の厚塗りの作品は、陶板画の平坦さは仕方ないでしょうね。ファン・ゴッホは「7つのヒマワリ」ですか。見られない作品まであるんですね。
まだこれからも世界の名作が増えていきますか。凄いですね。
5時間半もの鑑賞お疲れさまでした。ゆっくり観賞しようと思えば何日もかかりますね。
鑑賞ルートは全長4キロですか、素晴らしいですね。
鑑賞も体力もいりますね。「フェルメール・ギャラリー」
素敵です。たくさんの作品を解説付きで見せて頂いて
楽しめました。ありがとうございます。カレーも美味しそう
楽しい美術鑑賞でしたね。
この美術館の鑑賞ルートは全長で4キロもあるのですか。美術館を回るだけでいい運動になりそうです(^^;
西洋名画は約1000点もあるのですか。絵画好きにはたまらない美術館ですね(^^)
バルセロナではピカソの美術館で正常な時の作品と精神的に変化してからの
作品を見る事が出来ました、とても不思議に感じました。
絵画には疎くてほとんど美術展に行ったことがない私でも知っている絵画もたくさん展示されていますね。ゴッホのヒマワリ、7点あるとは知りませんでした。
クリムトの「接吻」は去年ウィーンで見てきたので感動再来です^^
たくさんの絵画の紹介ありがとうございます
当初は淡路島巡りを予定してましたが、ここまで足を伸ばすことにしたわけです。ただ、もっと調べて行ったら良かったですね、あまりにも作品が多くて、次の予定もあるので・・・ということで駆け足で巡ることになりました。
ただ、写真を見せて貰って、私も一通りは巡ったようです。( ^_^)
平日の朝一番に入りましたが、多くの方が来られてて賑わってました。駐車場も広いので、車で来られるのでしょうね。
はい、世界の名画を一堂に、それが大塚国際美術館の魅力です。
世界中の美術館を巡っても、違う美術館の作品を同時に見ることはまずできませんよね。それが味わえるのが凄いところです。
陶板画は、写真印刷して焼き付けたもの。
確かに、戦時中に焼失した絵画をどう再現したかは興味深いです。
おそらく、アナログの白黒写真をデジタル化して、専門家をアドバイスを受けて画まで展示されているのって凄いですね。消失する前に鮮明な写真を撮って色を再現したのでしょう。
大塚国際美術館の展示、その数といい質といい素晴らしかったです。
時間を惜しんでランチを食べました。
熱帯性のスイレンは、鮮やかですね。
はい、大塚国際美術館の展示は凄いですよ。
実際に行かれても、必ず驚かれるでしょう。
充実した作品群が鑑賞には、非常に時間がかかるのもお忘れなく。
ゴッホのような絵の具を厚塗りは、陶版画での再現はちょっと難しそう。
ある程度、陶板画でも立体感は施されていたのですが。
レンブラントの作品も結構ありますよ。
是非、いつか必ず行かれて下さい。
はい、大塚国際美術館の鑑賞ルートは全長4km。
まずは、それにビックリしますよね。実際、疲れましたよ。
もちろん、庭の睡蓮は本物です。
そこからすぐのところに、モネの「大睡蓮」がありました。
室内のフェルメールギャラリーは、本当に素晴らしかった。
実物大の貴重な作品がズラッと並ぶのは圧巻です。
ゴッホの有名な花瓶にいけられたヒマワリは全部で5作品。
これが一堂に見られるなんて、奇跡的だなと感激しました。
九博で、ゴッホ展をご覧になったのは2011年では?
その時は、ヒマワリは来てませんが「アイリス」が来ましたね。
実は、私も上野で見たのです。(よろしかったら、以下の記事をどうぞ)
https://mikmitti2009.seesaa.net/article/201010article_8.html
一方で、ピカソの作品は難しいですよね。
頭の中が混乱するのはよく分かります。私もそうです。
ヴィーナスカレーは、ホタテ入り。ちょっと笑ってしまいました。
ボンカレーといえば大塚食品、大塚グループですよね。
ここで出ても不思議はないなと思っていました。
はい、大塚国際美術館の鑑賞ルートは全長4km。
本当に大きくて作品が多いのです。
じっくり見るのには、長~い時間が必要です。
ルーブル美術館やプラド美術館にも行かれましたか。
ゴヤの裸のマハと着衣のマハ、ひっとしたら出張中だったのかもしれませんよ。
私のブログを参考にして、旅行されたなんて、嬉しいことです。
ブロガー冥利に尽きますね。
大塚国際美術館の記事も、参考になれば幸いです。
まあ、私が書こうと書くまいと、ここは常に大勢の訪問者があると思います。アジアからの旅行者も多いのですよ。
はい、大塚国際美術館の地下2階から出た所が素敵な庭になっています。
スイレンが咲いていて、その奥のモネの「大睡蓮」の先駆けのようでした。
熱帯性のスイレンはもちろん本物。徳島は南国ですからね。
ここでは、世界中に散らばった作品が、画家やテーマに沿って、一度に集まって見れらるのが最大の魅力でしょう。
他では味わえないと思います。
大塚国際美術館の鑑賞コースは4km。
それだけ広くて作品が多いのです。だから時間もかかる。
何時間、あるいは何日かけるかはその人次第。
今回、特に感激した部屋を中心に記事にしてみました。
そうですね、日本では印象派の絵画展は多いですよね。
私もモネの作品を多く見て回りました。
大塚国際美術館には睡蓮の庭があるのは憎い演出ですよ。
パリでルーブル、オルセー、オランジュリーには行きましたか。
おそらく、マルモッタンも?
私もオランジェリーの「睡蓮」に感動しことを覚えています。
屋外展示は、陶版画ならでは。確かにいろいろとご苦労があるでしょうね。
正直、青空の下、見たかったです。
フェルメールの作品10点も凄かったです。これも感動もので、、。
ターナーの作品も好きですか。ロンドンでご覧になりましたか。
「ゴッホの7つのヒマワリ」、こんな展示は大塚国際美術館ならでは。
興味深かったです。「夜のカフェテラス」はまだ新作なのですね。
私は、5時間半の鑑賞。正直、もっとゆっくり見たかったなんて今思います。
はい、本物の池のスイレンで見た後に、モネのパノラマ画面のスイレンへ。
粋な趣向ですか。確かに野外展示というのは陶板画ならでは。
一方で、ゴッホのような厚塗りのタッチは少し厳しいと感じました。
もちろん、大塚国際美術館の陶板画は、絵の具の立体感もある程度は再現しているのですよ。だから、全く厚塗りが無いという訳ではないのです。
また、作品が画家やテーマごとに、一堂に集まって同時に見られるのは、圧倒的な魅力。世界でここだけだと思って感激しまくりでした。
特別な思い出と懐かしさを感じました。
はい、鑑賞ルートは全長4km、これを絵を見ながら回るので、本当に時間がかかります。スイレンの咲く池があって、その裏手にモネの「大睡蓮」があるのです。憎い演出ですよね。
「フェルメール・ギャラリー」「ゴヤの部屋」「ルーブル美術館の作品」など、有名な作品が次々の登場します。疲れますよ。
ミレーが大好きでしたか。確か4作ありました。
絵の具の厚塗りについては、陶板画でもある程度再現されています。
ただ、やはり実物程ではないのです。
それでも、ゴッホは「7つのヒマワリ」の部屋なんて、もうビックリ。
夢が叶った思いでした。もう存在しない絵まであるのですから。
これからも世界の名作が増えていくなんて、凄いですよ。
私は今回5時間半かけましたが、本当はもっとゆっくり見たかったなと、今頃感じております。
はい、大塚国際美術館の鑑賞ルートは全長4キロ。
長いですから時間も体力も必要です。疲れましたよ。
「フェルメール・ギャラリー」は圧巻の存在感でした。感激。
その他の作品に対するコメントも参考になれば嬉しいです。
ホタテ入りのカレーは初めて食べましたよ。
はい、大塚国際美術館の鑑賞ルートは全長で4キロ。
それだけ広くて作品数も多いのです。鑑賞には体力も必要です。
西洋名画は約1000点。私にとっては懐かしくも新鮮な喜びいっぱいの一日となりました。
ピカソ美術館は、ヨーロッパ各地にありますよね。
私もバルセロナとパリにあるピカソ美術館は行きました。
ピカソの作品の大胆な変化と作品数の多さ。
ちょっと常人には理解できない想像力とパワーを見せつけられますよね。
はい、大塚国際美術館の作品数の多さ、本当に凄いです。
同じが画家の作品がいっぺんに複数見られるのも魅力です。
それほど絵画に興味が無い人でも、絵を選んでみれば、楽しめると思いますよ。ゴッホの7つヒマワリの部屋だけも価値があるかも。
クリムトの「接吻」、ウィーンで見られてましたね。
まさか徳島でも見られるとは、、。
私も、紅白で大塚国際美術館が登場したので、いつか行ってみたいと思うようになりました。今回それが実現。
やはり作品数が多くて、時間も体力も必要ということがよく分かりました。
2~3時間で出てしまうのは、勿体ないと思いますね。
平日の朝一番、私もレンタカーを走らせて行きましたよ。
はい、全長4kmの鑑賞コースはやはり長かった。
大塚国際美術館は、広くて作品数が多いのです。
世界の巨匠の絵画が年代を通して一堂に並ぶのは見応えがありますね。
ゴッホのヒマワリは有名ですが作品が7枚も興味深かったです。
夢が叶ったような瞬間でした。
陶板画でも絵の具の厚塗りが再現されていましたが、よく見ると本物程ではないのが正直なところでした。
美術大全集を
一気に見てしまう勢いで
一周りみれば
美術評論家になりますね
そうですね、大塚国際美術館をじっくりと全部見たら、西洋美術大全集を一読したような感覚になるでしょう。時間と体力が必要ですが。
確かに、美術評論家になったような気分になったかも。
勘違いですね。
私も母と2度行きました(1度では無理で2度目は車椅子を借りて)
ターナーの作品は好きなので時間の都合上作品数の多いテートブリテンに行きました
ミレイのオフィーリアも美しくて暫く佇んで見つめてました
クリムトもウィーンで見ました
シャガールも好きなんですけど作品が少なくて。。。
まぁ欠点はあれど(レプリカやけど)これだけの作品を見ることが出来るのはここだけですもんね
ヴィーナス誕生はカレーなんですね
私はレストランで最後の晩餐をいただいて、カフェでゴッホにちなんだデザートを食べました
大塚美術館、そちらからだと遠くはないですよね。
お母様と2度行かれましたか。
最近ではテートブリテンと呼ぶらしいですね。昔は、テートギャラリーでした。ターナーやミレイなど、イギリスの巨匠を見られるのがいいですよね。
最近では日本にも来るようになりましたが。
私も、クリムトをウィーンで見ました。やはり金箔は陶板画ではちょっと厳しいかと思いました。
確かに、シャガールは5作くらいで少な目だと思います。
それでも、これだけの世界の名画を一堂に見られるのは感激でした。
大きな美術館ですから、食事も何か所で食べられるのがいいですよね。
観ないうちは入場料が高いと思っても急ぎでも半日以上かかる見ごたえのある作品群では安いと言えるでしょうね。
造詣の深いミクミティさんが観ても感動するくらいの再現性なんですか。
そういえば大塚製薬グループ創業の会社の人と話したことがありその時徳島が創業の地と知った覚えがあります。
そうですね、入場料が高いと最初は思いますが、これだけじっくり長い時間、多くの作品を鑑賞できるって、なかなかないでしょう。
そういう意味で、十分価値があるなと思えました。
私は、絵画の造詣の深いというより、かなり西洋画を鑑賞した体験があります。それを思い出しながら、世界でここだけという展示に感激しました。
私も、大塚薬品が徳島創業ということを今回知りました。
知っている絵があちこちに並んでいる。
よくここまで許可を得て並べることが
できたものですね。
その努力がすばらしいです。
本物ではないけれど、日本の財産の一つですね。
小さな美術館でも絵画鑑賞はけっこう疲れますから、それは疲れるはずですね。大塚美術館では疲れたのが一番印象に残っているという情けない私です。
ミクミティさんの記事を拝見していて、改めて展示に工夫が凝らされていて、画家によって区分けされてるのもこちらならではなんだなぁと思いました。
体系的な見方もでき、ミクミティさんのような鑑賞方法だとより魅力が増しますね。
日本に~展が来ると、行列ができますから、ここではゆっくり鑑賞できるのもいいですね。
本物はこんなにくっきりはっきりしてたかなぁとちょっと思ったりしましたが、
>画家の子孫や美術館長など、原画の著作権者や所有者に許諾を得た上で検品までしてもらっているそうで、それはすごいですね。
はい、大塚国際美術館はすごい美術館です。
その通りで、知っている絵があちこちに並んでいるという状況です。
本物を見ようと思ったら、世界を飛び回らないといけません。
確かに、絵画の許諾を得るのも重要で大変なことだったことでしょう。
日本の財産の一つといえますね。
はい、大塚国際美術館鑑賞ルートは4キロ、疲れるわけですよね。
疲れたのが一番印象に残っていますか。それはそれは。
私の記事にあらためて思い出してもらえたなら幸いです。
画家やテーマごとの展示は、確かにここならではの特色。
感激することも、しばしばでした。
それに、自分のペースでゆっくりとメリハリを付けて見ることができました。本物は、ガラス板がはまっているのが普通ですからね。
ここではそれが無いのもいいところでしょう。
著作権の許諾や検品、地道な努力もされているだなと感じました。