房総の美しい紅葉巡りドライブ(亀山湖、道の駅ふれあいパークきみつ、濃溝の滝と亀岩の洞窟)
令和5年(2023年)11月24日、千葉県の房総半島でちょうど見頃だった紅葉を巡るドライブをしてきました。
既に桜が咲く時期ですが、そんな秋真っ盛りのレポートをご勘弁下さい。
木更津市のホテル三日月に泊まった翌日、どこに行く迷いましたが、一応、紅葉の名所というところを調べて車を走らせました。
ここは君津市の亀山湖(かめやまこ)。
実際は、昭和56年(1981年)に完成した人工のダム湖なのです。
正直、これまで全く聞いたことも無かったのですが、もうできてから40年以上。
自然に馴染んでいるといえますよね。
湖畔のモミジが美しかった。
緑の常緑樹との組み合わせも絵になる、そんな清々しい光景でした。
水量が多く水は濁っているように思えましたが、それでも気持ちよく湖畔の眺めを楽しみました。
湖はかなり蛇行していて複雑な形状です。

それは、もともと大きく蛇行していた小櫃川(おびつがわ)をダムにしたから。
この小櫃川という名前も、古代の倭建命(やまとたけるのみこと)の東征伝説が由来になっているとか。
海に身を投げた妃の弟橘媛(おとたちばなひめ)の亡骸を納める小さなひつぎ(櫃)を作る木を流したのがこの川だったそう。
実は、ここも古くから人も住む地域だったのです。
複雑に入り組む亀山湖。正直どこが見所かよく分からず、絵になりそうな景色を探して車を走らせては停まってを繰り返しました。
そんな中、真っ赤なアーチの橋が目を引きました。明るい色のボートも心地よかったです。
少し走って、こちらは亀山湖水天宮公園。
円形の穴が開いた大きな石のモニュメントと湖に浮かぶ朱色の鳥居が印象的。
振り返った斜面の上に、亀山水天宮が鎮座してありました。
平成になってからの建立でしょうか。地元の人達の信仰の場であり、観光スポットにもなっています。
ここからの湖の景観もほのぼのとして、なかなかいい雰囲気でした。
こんなふうにあちこち湖畔巡ってから、また車に乗って南へと向かいました。
その道は途中から房総スカイラインとなり、紅葉したモミジが両脇に連なってきます。
そんな中にある道の駅「ふれあいパーク・きみつ」に停車しました。
辺りは燃えるような赤で彩られたカラフルな情景。
テンションが上がりましたね。モミジだけでなくドウダンツツジも。
更に、あふれるようなピラカンサの鮮やかな赤い実もまばゆいばかり。
まさに「赤」にこだわった道路だと思いました。
道の駅のドウダンツツジの生垣の向こうの広がる山の景観も、惚れ惚れするグラデーション。
それ程知名度は無いと思いますが、十分、名所になりうる場所かなと思いました。
実は、この場所も蛇行した人工湖、笹川湖のすぐ近く。
少し歩いた橋から眺める川のようなダム。というか、川を堰き止めたダム湖なのです。
その景観も見事で美しかったです。撮影しているのは私だけでしたが。
房総半島には、こういう人工湖が多いのですね。ただ、あまり観光名所としては知られていないような気がしました。
一方で、今や観光スポットとして十分知られるようなった場所は、房総スカイランをもう少し南へと下ったところにありました。
車を停めたのは、清水渓流広場の駐車場。真っ赤なモミジが迎えてくれました。
ここから少し歩いたところに、近年、千葉県の人気急上昇スポットがあるのです。
その手前には「幸運の鐘」。平成23年(2011年)に地元の方が寄贈され君津市長によって名付けられたそう。
ここから階段を下った川辺に、亀石の洞窟はありました。
何とも不思議な洞窟で見入ってしまいます。
露出する岩肌も独特のうねりがあって、ちょっとミステリアスにも感じます。
自然の神秘、なんて思っていたら、これも人工の洞窟なのですね。
激しく蛇行する笹川の極端にくびれて水流が隣接する箇所に掘られたトンネルなのだとか。
「川廻し(かわまわし)」と呼ばれる川の流れをショートカットする工事で、なんと江戸時代の万治年間(1660年代)にこの地で広まったとのことです。
それで、もともと川が流れていた曲線の土地を、田畑にしたのだそうです。
アップでよく見てみると、その川の流れの高低差で、段々の滝になっていることが分かります。
そこで、洞窟の中を流れは濃溝の滝(のうみぞのたき)と呼ばれているのですね。撮影時刻は、11時半頃。
ここは、SNSで話題になって有名になった現代の観光スポット。
説明パネルにあった写真を一応撮影しておきました。
春分の日と秋分の日の早朝には、こんなふうに光の反射でハート形が見えるなんて、、。これを撮るのはかなり難しいでしょうけど。
とはいえ、この映える洞窟が江戸時代初期に人々の新田開墾のために造られたものだったのが面白いですよね。
今、かつて川が流れていた土地は、このような木道があって遊歩道になっています。
山がちの房総半島では、こんなわずかな平地も貴重だったのでしょう。
6月頃は、ホタル観賞のスポットでもあるそうです。
戻る途中、ここでも日光を浴びたモミジの紅葉が美しかった。
紅葉の名所でもあるのですね。
最後に、清水渓流広場の近くにあったお土産屋に立ち寄った時のことをご紹介します。
真っ赤なモミジはいたるところに。
そのモミジの合間に、君津名物の「きみつソフト」と「きみつプリン」を売るお店が。
折角はるばる房総半島の真ん中の方まで来たのだからと思って、きみつプリンを買いました。
秋晴れのここと良い日、ペロッと車の中で食べてしまいました。
濃厚な味。もちろん、美味しくいただきました。
房総半島の紅葉、これまであまりイメージが無かったのですが、かなり堪能できました。
ここから次の名所にも足を伸ばしたのです。それは次回かと。
Lake Kameyama, Nomizo waterfall & Kameiwa cave, Kimitsu, Chiba, Japan
この記事へのコメント
亀山湖ですか、まだ行ったこと無いですし知らなかったのですが、静かで良さそうな場所ですね。
湖の中の鳥居はダム建設時に沈んだ神社の鳥居ですかね。亀山水天宮も新しいみたいですし。。
円形の穴の開いたモニュメントは、ひょっとしてここから覗いて借景として鳥居を愛でる為だったりして。ww
濃溝の滝、TVで紹介されていたのを見た記憶が有ります。ここに有ったんですね。
紅葉の名所もあるんですね。カエデの
紅葉だけでなく、ドウダンツツジの紅葉も
見事だと思いました。また面白い感じなのが
亀石の洞窟。これは人工の洞窟ですか。
江戸時代の人の仕事とも思えない造形美ですね。
濃溝の滝のように、こちらもちょっとした
映えスポットになってもいいような気がしました。
昨年は台風の被害もなく きれいな紅葉だったようです。
君津は卵も有名なので プリンも濃厚に作れるんでしょうね。
何の変哲もない道を走っていくと急に駐車場がいくつもあって、それが濃溝の滝を見るためにできたんですよね。
SNSの威力を感じました。
この先というと、養老かしら?
キレイなのにそれほど観光客は多くなさそうなので、意外な穴場のようですね
なかなか良いスポットをチョイスされましたね
君津プリンですか?
自分だったら君津ソフトとセットで食べたいです(≧▽≦)
房総半島は行ったことがないので楽しく拝見しました。紅葉が綺麗ですね。モミジだけでなくドウダンツツジも真っ赤、それに色を添えるようにピラカンサの赤い実まで、まばゆいほどの赤です。
濃溝の滝の春分の日と秋分の日の早朝のハート形が幻想的で素晴らしい景色です。どなたかのブログで拝見したのを思い出しました。これを撮るのは至難の業ですね。千葉県も見どころがたくさんありますね。なかなか行くことができないので次回の名所も楽しみにしています。
興味深く見させて頂きました。
亀山湖、人工のダム湖なんですね。
湖畔の紅葉が綺麗ですね~~
笹川湖も人工湖ですか。
湖縁の木々の紅葉のグラデが素晴らしいです。
亀石の洞窟、ディズニーシーみたいです(笑)
光の反射でハート形、TVでみたことありました。
条件が揃わないと見えないのでしょうね。
きみつプリン、美味しかったことでしょうネ
千葉の房総は以前良く出かけていましたので
亀山湖辺りや房総スカイラインも車で走りましたが
亀石の洞窟のことは知りませんでしたから
興味を惹かれました~☆
いつか機会があったら行ってみたい場所です~☆
房総半島の紅葉、きれいですね。
紅葉を見にそちら方面に行く発想はなかったです。
埼玉県に住んでいると、そっち方面は海に直行したくなってしまいまして、子どもたちが小さい頃は鴨川シーワールドでした(^o^)
道の駅とか楽しそうですね\(^o^)/
山に行けば行くほど
赤い色がきれいになりますね
ドウダンツツジやピラカンサ
そしてナンテンの実など
目を癒してくれますね
房総半島は旅行で行った事はなく、会社の研修で外房の方に一度行ったきりなんです。
それで房総と聞くと「海」という印象が強いのですが、人口湖も多いのですね。紅葉ともマッチしていい風景ですね。
「亀石の洞窟」は観光ガイド本などで見たことがあります(^^)
これが人口の洞窟は思えないです。春分の日と秋分の日の早朝には光の反射でハート形が見えるのですね。きっとその時間帯は多くの観光客が訪れるのでしょうね。
湖畔のモミジが美しいですね。
亀石の洞窟は人工の洞窟ですか。
いろいろ観光スポットを作ろうということでしょうか。
濃溝の滝は聞いたことあります。
ハート型の写真を撮るのは難しそうですが、
段々の滝だけでも良さそうですね。
素晴らしい紅葉を眺めながらのプリンは
さぞ美味しかったことでしょう。
亀石の洞窟へ行きたかったのです
拝見出来て嬉しいです
夏に行くことが多いのですが
モミジの頃に同じコースで
訪ねてみたいと思いました
湖もいいですね
亀山湖の紅葉が美しいですね。
亀石の洞窟、注目のスポットなのですね。
ハート形の景色を見ることが出来たら嬉しいですね。
お天気も良く清々しい秋の旅ですね。
君津市の地名や亀山湖も初めて知りました。
亀石の洞窟が人工とは驚きです。
江戸時代で手動で掘られたのでしょう、凄いですね。
私はプリンが好きで、是非食べてみたいです。( ^_^)
はい、亀山湖です。私も知らずに初めて訪れました。
山の中の静かなダム湖です。そこに沈んだ神社の鳥居なのかどうか分からず。
多分、違うと思います。
ここのモニュメントの円形の穴から覗いて鳥居を撮った写真がネットに乗っていますね。
濃溝の滝は、SNSで話題になりテレビにも登場するようになりましたね。
そうですね、私も房総半島に紅葉の名所というイメージはありませんでした。実は山がちですから紅葉も多いのですね。
ドウダンツツジの紅葉も見事でした。
この辺りでは亀石の洞窟が有名、ただこれが人工の洞窟とは知らなかったのです。江戸時代の工事というのが凄いですよね。
ここを流れるのが濃溝の滝なのです。
はい、そちらにお邪魔しました。関東最後の紅葉の地ですか。
確かにそうですね。思いがけず、きれいな紅葉でした。
君津は卵でも有名でしたか。濃厚プリンを頂きました。
濃溝の滝、有名になりましたね。まさにSNSの威力です。
次は、その通りです。さすがですね。
亀山湖、笹川湖、濃溝の滝と亀岩の洞窟、どちらも漏れるような紅葉が迎えてくれました。ただ、観光でここまで来る人は少ないと感じました。
確かに、意外な穴場かもしれません。
濃厚な君津プリンを頂きました。晩秋だったのでソフトクリームは厳しかったです。
房総半島は行かれてませんか。
私も紅葉の名所というイメージが無く、この時期行ったのは初めてです。
モミジだけでなくドウダンツツジも真っ赤でした。
更にピラカンサも非常に鮮やかでした。
濃溝の滝の春分の日と秋分の日の早朝のハート形、これは凄いですが撮るのは難しいですよね。私のとっても新鮮な房総のドライブでした。
やはり、房総の山々へは行かれてませんか。
私もこの時期に行ったのは初めてでしょう。
思いがけず、非常に紅葉が綺麗でした。
亀山湖、笹川湖も、更に亀石の洞窟の人工の産物なのですね。
それも驚きでした。
ディズニーシーでも、紅葉シーンが見られるのですか。
紅葉見た後、きみつプリンを美味しくいただきました。
そうですよね、千葉の外房の方へ以前よく行かれてましたよね。
そんな記事を覚えています。亀山湖辺りや房総スカイラインもよくご存じでしたか。ただ、亀石の洞窟のことは知らなかったのですね。
それだけ、最近のスポットといういことです。
SNSで話題の場所が、江戸時代に作られたというのが面白いですよね。
そうなんです、房総半島の紅葉、とても綺麗でした。
私にとっても、この辺りが紅葉の名所というイメージはなかったのです。
今回意外な感じがしました。
千葉にも山がちな所が多いということです。
鴨川シーワールド、私も以前行きました。
そうですね、房総半島も実は山だらけ。晩秋の山には紅葉があるのですね。
本当に真っ赤で印象に残りました。
モミジだけでなくドウダンツツジやピラカンサでの赤が加わっていました。
ナンテンの実もいいですよね。
房総半島へ会社の研修で行かれましたか。それはそれは。
確かに、房総半島というと「海」という印象がありますよね。
私もそうでした。今回、山が多いなとあらためて感じました。
そして、こんなにも綺麗な紅葉が見れるとは。
「亀石の洞窟」は最近人気のスポット。
ハート形の光の反射が見えたら感激でしょうね。
SNS映えするのが分かります。ここに早朝に行くのは大変だとは思います。
はい、房総半島には人工のダム湖が多いのです。私も以前はあまり考えたこともありませんでした。そんな湖畔が紅葉の名所とは。意外だと思いました。「亀石の洞窟」が人工の洞窟というのも。
最近の観光スポットなのですが、これが江戸時代にできたというのも面白いですよね。ハート型の写真を撮るのは難しいでしょうね。
紅葉を見ながらプリンを楽しみました。
そうですか、亀石の洞窟へ行きたかったのですか。
やはり最近、話題になってメディアに取り上げられることもありますね。
私も知ってはいましたが、どこだかよく分かっていなかったのです。
確かに夏に行くのが一般的かもしれません。
ただ、紅葉の季節もなかなか素敵だと実感しました。
はい、亀山湖の紅葉が真っ赤で美しかったです。
佐川湖付近も良かったです。紅葉のイメージがあまりなかったので新鮮でした。
亀石の洞窟は最近の観光スポット。
ハート形の景色は、SNSで話題なったのでしょうね。
これは撮れませんが、自分の目で見ることができて良かったです。
そうですよね、私にとっても房総半島の山々はそんなに身近な場所ではないです。これまで紅葉の名所というイメージもなかったのです。
関西の人にとっては尚更ですよね。
亀山湖も笹川湖も人工のダム湖。どちらも蛇行する川を堰き止めたもの。
そこが綺麗に紅葉で彩られていました。
更に、亀石の洞窟が人工というのは私も驚きました。
しかも江戸時代で手彫りで掘られたことでしょう。
それがSNSで話題に名所になるのが面白いですよね。
君津市にダムなんかあったんだと思いました。
房総半島は内陸部が低い山地でしたね。
それに意外と紅葉が美しい。
濃溝の滝は毎年房総を訪れていたので以前チェックしていました。
ただ、年末年始専門だったので時期的にこうならないと分かり断念したことを覚えています。
君津市というか、房総半島の内陸部はほとんど山がちで、ダムが幾つもあるのですね。私もこれまで知らなかったのです。
そんな山地には紅葉が綺麗な所が結構あるんですね。
私もそういうイメージが無くて新鮮でした。
濃溝の滝は、やはり訪れたくなりますよね。
ぴったりと春分の日や秋分の日に行くというのはなかなかできませんが。
亀山湖にも立ち寄ったと思いますが紅葉がこれほどきれいなときではなかったのでこんなにもきれいなところだったんだと思いました。
はい、濃溝の滝のハート型の光、SNS映えしますよね。
以前行かれていましたよね。今回、私が行った時はそこまでは混んでなかったです。駐車場に停めるのに少し待ちましたが。
亀山湖にも立ち寄られましたか。
私も紅葉の名所とは全く知らず、とても綺麗で私にとって意外な発見でした。
人口湖や亀石の洞窟、濃溝の滝もおもしろい所です。
紅葉が綺麗でした、良いドライブでしたね。
そうでしたか、私も房総の中央部はほとんど巡ったことが無かったです。
山やダム湖が幾つもあって、紅葉も綺麗なことを実感しました。
亀石の洞窟と濃溝の滝、SNSで話題の場所も面白かったです。
モミジ、ドウダンツツジ、ピラカンサ、そして橋に鳥居。
亀山湖水天宮公園の石のモニュメントの丸い穴から覗くと絵になる景色になってるなんてことはなかったですか。
亀石の洞窟、まるで自然の洞窟のように見えますが、江戸時代の物なんですか。
岩肌はすべすべだけど、うねっていていい感じですね。
現代であればもっと趣のないまっすぐなトンネルになってしまうのではないかと想像しました。
きみつプリン濃厚だそうでおいしそうですね。
さて次は?楽しみにしています。
そうですね。季節は晩秋でしたので真っ赤な紅葉が印象的でした。
モミジ、ドウダンツツジ、ピラカンサ。なるほど、橋や鳥居も赤ですね。
亀山湖水天宮公園の石のモニュメント、丸い穴から撮った写真がネットに載ってますね。個人的には、それ程でもないかと思ったのですが、、。
亀石の洞窟が、人工の産物というのがビックリ。
それも江戸時代にできたのですね。凄いものです。
手彫りが時間を経て、こんな風合いになったのかなと思います。
濃厚なきみつプリンは、美味しく頂きました。